
2025年9月完成!
私に跪け、神よ!
シャアザクは過去に2回(ザクⅠ、ザクⅡ)作っていますが、満を持して再チャレンジです。
過去のシャアザクは、グラデーション風に無改造で仕上げたので、
今回は1年戦争シリーズのF2ザクと並べられるような世界観で行けたら…と思いつつ。
ちゃんと素材としてF2ザクもご用意いたしましたよ。ふっふっふ。
これ、プレバン限定じゃなくて一般で発売すればいいのになー。
シャア専用高機動型ザクⅡ 完成お披露目
さぁ、これがのるすけ版のシャア専用高機動型ザクⅡだ!

今回は、シャア専用高機動型ザクⅡ+F2型ザク+グフカスタム のミキシングをベースに
プロポーションを微調整して仕上げています。
動力パイプ置き換えもしていますが…この作業はホント嫌いです。

私の1年戦争シリーズは、脳内ではF2=正史ザクⅡ扱いなので
F2の発展・強化型に、新型のグフの技術も取り入れて…というイメージで。


制作前・後の比較はこんな感じで。


プレバンキットなので同じキット2つは用意できませんでした。
では、今回も制作工程行ってみましょうー!
シャア専用高機動型ザクⅡ 仮組みレビュー
過去にオリジン版シャアザクを作ったのは2023年…2年前ですね。
こういう時、ブログ残していると便利です。
オリジンザクの脚だけ変えた…って認識でいいのかな?
早速仮組みしてみます。


なんとなく構造は覚えていたんですが、あれ、こんなバランスだったっけ?と思ってみたり。
顔、なんか縦長でデカくない?とか、肩~腕が貧相じゃない?とか…。
あと、足首のスキマ空きすぎている気がしてなりません。
この辺は調整したいな、と思いつつ。次はF2も仮組み。

F2が2010年、オリジンシャアザクが2015年なんで、シャアザクのほうが新しいんですが
やっぱりバランス・デザインはF2に軍配が上がる感じですね。
当初は「F2の胴体にシャアザクの手足をつければいいんじゃない?」って思っていましたが

…お疲れさまでした。ただのバケモノです。
この時点で、オリジンザク=下半身がマッチョ、F2=上半身がマッチョ に気が付きます。
いい事思いついた。
これ、グフカス混ぜたらもっとバランス取れたマッチョに出来るんじゃ、と

いいですね!これはカッコいい。
腕部がザクⅡとF2の中間っぽくて、さらに重厚感が出た感じ。
オリジンの下半身のボリュームもちょうどいい。この組み合わせが最適解じゃないでしょうか。
また、ザク系は、皆スリッパが小さくて可愛い感じになってしまうので、
グフカスタムに置き換えで大型化します。これは必須。
あ…ちょっと脚部は長くしてやりたい気がしますね。
【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ 首位置変更
全体のバランスが見えたところで、各部の調整に入ります。
まずは前回のF2と同じ改造をやっていきます。
首受けのC字風のパーツをノコで切り離して、元の位置より1mmほど下げて接着。

首回りのディティールはそのまま。
なんかあまり変わらない気もしましたが、前回のF2では効果が出ていたと思います。
今回、事前の写真を撮り忘れてたので良く分からず。
まぁ、いいかw
最近、酷使しすぎて刃が曲がっちゃったので2代目ハイパーカットソーを活用しています。
【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ 頭部改造
頭部もF2ザクの改造をそのまま。
モノアイスリットを少し埋めて(今回は0.38?を1枚のみ)、
モノアイはSPプレート2mm+Hアイズ3 2mmのいつものパターン。


もはやジオン系定番の改修です。
今回もスピンモールド2.7で下穴を開けています。
【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ 胴体短縮
こちらも前回を参考に短縮していきますが、けっこうアバウトに。
腰部のボールジョイント部を土台ごと切り離し、1~1.5mm程度削ってやります。
取付位置は1mm程度後ろにした状態で、ちょっと前に傾斜をつける感じで接着。
動力パイプ受け部の差し込み穴があるので、少し広げておくといいです。


続いて、胸部の黒パーツが干渉するので
フロントアーマー周りを調整。
フロントアーマーの丸棒の軸は中央をカット。左右の軸で引っかかるように改修。
動力パイプ/アーマーの受け部分も上側の干渉部分はカットしてやります。
上からみるとこんな感じ。

【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ 脚部改造
続いては、難関と思われる脚部の改造を。
まずは少し延長してやりたいので、太腿付け根のパーツ部で1mm延長します。
これはよくあるプラ板を挟んでスペーサー的にする方法。
ただ、あまりやりすぎるとスカートからはみ出るので、太腿側も1mm延長しておきます。


合計2mmの延長。あ、軸も少し延長するのを忘れずに。
次はずっと気になっていた足首部分の調整。
スキマが空きすぎで嫌なので、とりあえず一番簡単な方法で調整します。


下腿部の前面・下端をプラ棒で2mm延長。
左右のバーニアカバーは、取り付け部を削りこんでやって、カバーの上端で1mm延長。
これでカバー位置が1mm下がるので足首のスキマは埋まるはず。

膝関節については、少し削り込んでS字立ちができるように…。
経験からして、ジオン系ってあまりコレ効果ない気がするんですけどね。
まぁ、一応やっておきましょうか。
最後に、皆さんも悩むであろう下腿部の合わせ目対策。
膝側の入り口が狭いのでフレームの抜き挿し=後ハメは難しそう。
HJ誌の作例にあるような、ディティールアップパーツで隠す方法で行こうと思っていましたが
…やっぱり合わせ目気になります。
今回は悔しいですが、関節を塗装して組んでから合わせ目消しすることにします。


まずは関節を塗装して、マスキングしつつ合わせ目消し。
前述したカバーもここで接着してやります。
段差が出るのでお好みで調整してくださいね。
【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ スカート延長
脚部を少し延長してやったので、スカートも少し延長してやります。
下端を2mm、フロント・サイド・リアアーマー、それぞれ延長。
サイドアーマーはさらに、もう少し左右へ開きたい気がするので、幅を1mmくらい延長。
エバーグリーンのプラ材を適当に貼ったら、光硬化パテで整形してやります。

今回の改造はどれもそうなんですが、ビフォーアフターが言われないと気が付かないという。
…そんな地味な改造が得意です。
【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ 腕部改造
左肩アーマーはグフカスタムを使用します。
F2のアーマーでもいいんですが、多少ディティールが入っていたのでこちらを選択。
あと、F2のアーマーは位置が高すぎる気がするんですが、グフカスはちょうどいい…気がする。
てな訳で、スパイク部分だけF2のものを移植。

腕部は肩ブロック意外は、グフカスタムのものを使いますが
ヒートロッド周りの突起は全て削り落とします。
そのままで全然いいんですが、時間を持て余したのでなんとなくF2の肘パーツも移植。


これが必要かどうかは微妙なところですが…一応ザク風に、と。
ちなみに、シールドはオリジンのものを使いたかったんですが、取り付け構造が違うので断念。
F2のシールドをオリジン風にして、バズーカのマガジンはネオジムで取付できるようにしました。
これも…書いておかないと、誰も気づいてくれないと思ったので。一応w

【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ バックパック取付
F2ザクと、シャアザク(オリジン)のバックパック取付穴は、少し位置がずれています。
リューターでゴリゴリ削って、光硬化パテで穴埋め。
とりあえずは嵌るようにはなりましたが、動力パイプの接続に悩むところ。
F2と高機動側は、バックパックへの接続方法が違うのでそのままは使えない。
既存のパイプをねじってパテ埋め、カットして強引に…というのも考えましたが…。


動力パイプの自作(モビルパイプ)について
と、いう訳で。
動力パイプをどうするか悩んでいたんですが、意を決して置き換えすることにしました。
これ、過去にもやったことあるんですが、非常にストレスが溜まる作業なので敬遠していました。
前回はメタルパーツを使ったんですが、今回はアピールするつもりもないので
モビルパイプを使って簡単に?仕上げていきたいと思っています。
モビルパイプは、4種類の大きさで構成されています。
今後、また作るときのためにメモを残しておこうかな。
サイズ | 用途 | スプリングサイズ |
---|---|---|
外径 4.5 (内径 3.1) | MG用? | – |
外径 4.0 (内径 2.6) | HG(大)の胴体用 | 精密スプリング 2.4mm |
外径 3.5 (内径 2.1) | HG の胴体用 | 精密スプリング 1.9mm |
外径 2.5 (内径 1.6) | HG の頭部用 | 精密スプリング 1.5mm |
今回のザク(F2+オリジン)は、割と小さめのキットなので、
外径3.5(胴体)と外径2.5(頭部)を使用することにします。
スプリングの内径は1.1mm、1.5mmなので、これは100均の1mmワイヤーを芯にします。
ちなみに過去作のドム試験型は、3.0 と 4.0 のパイプサイズですが、
3.0 はモビルパイプに無いので、メタルパイプにした経緯があります。
コトブキヤさん、4,5いらないので、3.0にしてくれるといいんですけどねぇ…。
【お手軽改造】シャア専用高機動型ザクⅡ 動力パイプ置き換え
まずは頭部の動力パイプを作成。
1.5mmのスプリング内に100均の1mmワイヤーを。
中央部に圧着チューブの切れ端を収縮させて、後頭部で位置決め用とします。


鼻部分は穴を少し大きくしてスプリングが通せるようにしますが、この段階ではここまで。
最終的に塗装・取付時にパイプの形状・位置決めが変わりそうなので
少し余丁を残したまま放置。
次は脚部・胴体ですが、少しコツがわかってきました。1.9mmに1mmワイヤー。
スプリングにワイヤーが入ったまま、端を瞬着にちょんちょん…で固定。
次に、「元の動力パイプの基部」 を切り離して自作パイプと接着。
片側は取付が元キットと同様になるので、このやり方がストレスが溜まらずにいいかも。


取付時に両端を接着しなくてよくなるので、これだけでだいぶストレスが軽減されます。
頭部もキットのパイプ接続部をうまく使えばよかったな。
シャア専用高機動型ザクⅡ 塗装レシピ
さて、今回はたいした事やってない気がしますがそろそろ塗装に入ります。
前回はガンダムカラーをベースに調色した感じでしたが、今回は赤寄りで
なるべく調色しないで行ってみようかな、と。
ガイアカラーの名鉄スカーレットをメインにしてみました。
※調色は、1mlスプーン(杯)で記述しています。
赤メイン … 名鉄スカーレット3 + ローズピンク1
胴体赤 … ローズディープレッド(ガイア)
ダークグレー(スリッパ・胸部・膝)… フロストマットブラック
関節 … メカサフ・スーパーヘビィ
バーニア … フレームメタリック1
バーニア内部 … サーモンピンク(水性)+ クリアーブルー(水性)少量
武器 … エクストラダークシーグレーC333(クレオス)1 + ウイノーブラック 1
ギャラリー
改めまして、シャア専用高機動型ザクⅡです。
こういうマッシブなシャアザクも、たまにはいいんじゃないでしょうか。
もっと赤い感じだったんですが、艶消し吹いたら意外に普通だなw



バックパックの塗分けは赤だけで諦めました。
これ以上は私の技量では無理w


武器は、対艦ライフル・バズーカは元キットから。
ハンドパーツはいつものミカド屋さんです。


ヒートホークはF2から。F2のほうが大きいんですよ。


最後はF2ザクと並べて。…F2ザク、脚ほっそいですねーw

以上、1年戦争シリーズから シャア専用高機動型ザクⅡでした。
もともとあまりジオン系は得意ではないんですが、なんとなく始めた1年戦争シリーズ。
次はドム…来年かなw
そのうちガンダムも作って、「バンダイのプラモデル」CM風の写真が撮れたらいいですね。
ご覧頂きありがとうございました!
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