暇な時に自分のブログを見返していて、「へぇ~、こんな感じだったのか…」と
懐かしい気分になったので
久々にガンプラテクニックの記事を書いてみようかと。
ここ1年くらい、マスキングの吹きこぼれすることが減ってきたので、
なんとなくコツを掴んだのかな?と。
今回はその辺をお話してみようかと思います。
ガンプラ塗装の工程について
という訳で、今回はマスキング工程についてです。
そういえば、ブログ記事書いていても、塗装工程ってほとんど写真撮ったことないなぁ…と。
皆さん、塗装する時はどんな工程で進めますか?
私は、エアブラシを使って塗装するんですが、部分塗装なしの基本工程で4回。
①サーフェイサー → ②本塗装 → ③クリア → ④トップコート(艶消し)
本塗装あとのクリアーは、スミ入れの滲み防止とデカール対策です。
塗面が綺麗でツヤツヤしていても、スミ入れしたら滲んで拭き取れなくなった→やり直し
ってパターンが何度かあったので、面倒ですが
本塗装後、持ち手についたままクリアーを吹く癖がつきました。
デカール対策は、表面がザラついているとデカールの滑りが悪くて、剥がれやすくなったりとか。
メカサフ塗ったところにデカールは貼りにくかったりする…って言うとイメージしやすいかな。
マスキングなんて大嫌い!
マスキング
模型や建物の塗装などで、塗料を付着させたくない部分をマスキングテープで覆い、塗り分けを正確に行う作業です。剥がした後に糊が残りにくいことが特徴です。
私は 本塗装後の 部分塗装 、トップコート時 のメタルカラー部なんかに
マスキングすることが多いですかね。
ゲルググメナースなんかは、マスキング地獄と言っても過言ではないキットでしたw

マスキングは苦手意識持っている人も多いかと思いますが、
その原因は 吹きこぼれ ですね。
しっかりマスキングしたはずなのにはみ出している…とか。
リカバリも面倒なんですよねー。
マスキングのコツ
私もマスキングすると、けっこう吹きこぼれしていたんですが
最近は、ほとんど無い気がします。
何か特別なツールを使ったり、特殊なマスキング方法がある訳でもないです。
どちらかと言うと、マスキングテープを適当にちぎって使ったり…昔より雑になった気がします。
そこで気づいたのは、
マスキングのコツは、貼り方より エアブラシの吹き方だ!
ということです。

要は、マスキングした箇所にベタ吹きするのではなく、薄く塗膜を広げるといいんだと思います。
近づきすぎて、1点集中させると、塗料が溜まって垂れたり、染みたりするのでは。
少し離して、左右に振りながら…吹きこぼれないよう意識して吹くといい気がします。


マスキングテープの貼り方
マスキングテープって、側面に汚れがついてたり、ヨレたりしやすいので
なるべく新しいものがいいとは思いますが、実はそこまで気にしていません。
基本はナイフで切ってつかいますからね。
ちなみに、最初は律儀にタミヤのマスキングテープとかを模型店に買いにいってましたが、
最近はホームセンターで安いマスキングテープをまとめ買いしています。これで十分。
さて、マスキングテープの貼り方のポイントは3つ
細かい短冊状に切って、精密なラインに這わせる

細かい塗分けが必要なところは、やはり細かくマスキングしてやる必要があります。
細かくしてやると、密着度合も高くなるので吹きこぼれも減ります。
カッターマットへマスキングテープを貼って、
必要な幅・長さでT字定規で細かく切ってやるのがお勧めですよ。
ただし、あくまでエアブラシの吹き方が重要なので、過信は禁物。
曲線やパネルラインに沿った複雑な形は、カッターを使う
カッターを使ったマスキングテープのカットは、せっかく塗装した塗面を傷つけるんじゃ…
とドキドキですが、ポイントを押さえれば大丈夫です。
① 事前にパネルラインの彫り直しをする
② パネルラインに沿って爪楊枝でこすってからカッターを使う
よく「新品のカッター刃で…」って聞きますが、新品だと切れすぎてオーバーランするので
私は適度に使ったカッター刃で十分です。
切った後、もう1度爪楊枝でパネルラインをなぞってやると完璧です。


全体を覆う時は、塗分け箇所より周辺のスキマに注意する

大きくパーツを覆う場合は、塗分け部分はしっかりマスキングするけど
意図しない場所に吹きこぼれが…何て事も。
エアーは拡散・反射するのを意識して、吹きこぼれが入らないようにしっかりスキマを埋めましょう。
エアーの向きを考慮して「ここからもしかして入るかもしれない…」ってところをあらかじめ
潰しておくほうがいいですね。
塗分けたい箇所から離れているんだったら、ティッシュで包んでテープで止める
…なんて方法も使ってます。
マスキング吹きこぼれのリカバリーについて
あ、そういえば今さらですが、私はマスキングゾルとかは使いません。
はがすのが面倒そうなのと、塗布→乾燥に時間を要しそうなので(気が短いのでw)。
さて、マスキングはどんなに完璧にしたつもりでも、吹きこぼれは完全には防げません。
皆さんは吹きこぼれの対策ってどうしてますか?
私のリカバリ方法をいくつか紹介します。
はみ出した部分を筆塗りする
これが一番お手軽ですかね。ただ、ラッカーだと綺麗に塗れずにデコボコになったり、
若干違和感が出たりするかもしれません。
あまり目立たない箇所で、ちょっとした修正で行けそうな時に筆塗りする感じでしょうか。
まぁ、最後のトップコートを艶消しで吹けば、ほとんど気にならないくらいにはなります。
どうしても気になる方は、リターダーとか混ぜて筆塗りするといいかもですね。
部分塗装は水性塗料を使う
ラッカー(ガイア や Mr.COLOR)塗装の人なら、これが一番楽ですね。
はみ出した部分はマジックリンで綺麗に拭き取れるので、使い勝手がいい。

ただし、当然ながら水性×水性で塗分けすると、マジックリンで全部落ちちゃうので
水性を使うポイントを見極めないとですね。
バーニアをラッカーで塗って、内部だけ水性塗料を使う…とかね。
基本的に、広い面や平坦なパネルラインならラッカー×ラッカー、
さらにそこに細かい部分塗装がある場合は水性で塗分けるのがセオリーでしょうか。
圧を弱めたエアブラシで塗装する
私はけっこうコレ、やります。
吹きこぼれた箇所以外を適当にマスキング…面倒な時は指で隠して、指ごと吹いたりw
① 塗料は薄めに気持ち薄めに希釈(塗料1:薄め液1.5~2)
② エア圧は弱め
③ 塗面から20~30cmくらいの距離から塗装
うっすらとミスト状に吹いて、吹きこぼれが薄くなるまで…って感じです。
マスキングの境目と色が変わっちゃう場合もあるので、あくまで薄っすらと…ですね。
完全に消えなくても、薄くなればいいので。
まとめ
という訳で、今回はマスキングについて語ってみました。
あくまで素人の経験談なので、参考程度にしてください。
ほら、ターンエーとか適当に短冊マステでマスキングしたのに、けっこう綺麗じゃないですか?
綺麗に塗り分けできるとカッコ良さが増しますね。


皆さんの模活の一助になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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